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赤猫丸平の片付かない部屋

Une chambre mal organizée

明治初期の銭湯 おもちゃ絵「猫の湯」

インターネットオークションで購入したおもちゃ絵(子ども向けの浮世絵)のなかに、擬人化した猫たちが銭湯を埋めつくすものがあった。おもちゃ絵は縁に画題や作者名、版元、刊行年が記載されていることが多いようだが、この作品は左上に作者名らしき文字が見切れているだけで、詳細は不明である。浴室に「石榴口」が描かれていることから、明治初期の銭湯の様子を写したものと推定した。入口の暖簾に「猫の湯」という文字がみえるので「猫の湯」と仮題した。猫たちの仕草からすると女湯(?)である。細部をみるといろいろと発見がありそうだ。

〔2020/2/20追記〕左上の文字は右書きで「よし藤」と読める。だとすると、作者は歌川国芳の門人で多くのおもちゃ絵作品を残した歌川芳藤(1828-1887)であろう。則武広和・荒川千尋『コドモ浮世絵 猫のおもちゃ絵』(有限会社風呂猫、2018年)に収載された芳藤の作品(「新板猫の温泉」)をみると、作風・署名のいずれも似かよっている。

2020年2月10日。

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